つれづれ通信 第54号 「挑戦してますか」

2025年11月25日


おはようございます。
いつもお仕事をしていただきありがとうございます。

みなさんは「働きがいしあわせのスパイラル」を覚えていますか。
丸浜グループでは、働きがいを通して社員にしあわせになってもらうという考え方です。
具体的には、まず働く環境を「充実」させ、やる気が出てきて「挑戦」を行い、その対価としてお客さまからの「感謝」をいただく――この循環を回します。

この中で「挑戦」は具体的行動を起こす要のポイントですが、皆さんはどうでしょう。

  1. 小さなところから挑戦する
  2. 大きなことにも挑戦する
  3. 挑戦したことが称賛される
  4. 挑戦が失敗しても学びと捉える

そのとおりだと思っても、普段から意識して実行に移すのは、なかなか難しく感じる人も多いのではないでしょうか。

先日、「清川メッキ工業株式会社」の副社長から、経営人財塾の場で学びの機会をいただきました。
福井県に本社を置く、従業員約390名の中小企業です。
https://www.kiyokawa.co.jp/

ここの行動指針の一番目に掲げられているのは「挑む精神とあきらめない心」。まさに「挑戦」の精神です。
具体的には、自らを追い込むための次の決まりがあります。

  1. 他社と価格勝負で仕事は取らない
  2. 他社の仕事の横取りをしない
  3. 他社のマネをしない

どうでしょうか。どれも当グループを含め、多くの会社が“ついやりがち”なことを、やらないと決めているのです。
これを縛りにすることで、挑戦せざるを得なくなります。新しい技術に挑み、新しい仕事を創るしかない――という発想になるわけです。

もちろん失敗はつきものだそうで、本当に残る技術は5年で3件あるかどうか、とのこと。それでも同社は伸び続け、現在は世界中の自動車メーカーのほぼ100%が、ここのメッキ技術を使っているそうです。
だからこの会社には営業部門がありません。
技術力が評価され、お客さまのほうから相談がやって来るからです。

日々の中で、一人ひとりが小さな挑戦を積み重ねることで、他社との差別化が進み、価格以外の価値でお客さまの役に立てるようになり、その結果が「感謝」として返ってくる――私はそう信じています。

あらためて、自分の中でできる「挑戦」を見つけ、行動していきませんか。