つれづれ通信第33号「だれもがしあわせになりたい」

2025年06月02日


本社でちょっとミーティングをする時、あのハイチェアのところで行いますよね。「椅子に上るのが大変」「椅子が固い」などのご意見も多いのですが、立ってミーティングするのは、なかなかいい感じです。いっそ、立ち飲みBarでも始めちゃおうかな(笑)

 

さて、今回の話題はこのテーブルセット……ではなく、その背後に掲げられている絵のことです。

作者は、小林健太郎くん。知的障がいがあり、B型の就労支援事業所に通うのも少し難しいそうです。
でも、絵のセンスは抜群。ほんとうに“イケてる”んです。実際、このポップなアートは人気らしい。

 

この絵は「アートレンタル事業」という取り組みのひとつで、チラシや冊子の企画・デザインを手がける会社、アンリヴさんが運営されています。
アンリヴさんは、障がい者支援にとても熱心で、定期的な収入を得にくい障がいのある方々を支援するために、企業や個人にアートをレンタルし、その収益の一部を作家本人に還元しています。

 

絵は定期的に入れ替わりますが、今回、同社の平岡さんと一緒に、作者ご本人が来社してくれました。
最初は目も合わせてくれないはにかみ屋さんだったけれど、「すごい、この絵、イケてるね!」と声をかけると、満面の笑みで「イエィ」と返してくれました。

 

だれもがしあわせになりたい。それは、ハンディを抱えた方も同じです。

私たちがしあわせになることが、経営理念を拓いていく道ですが、それは私たちだけでなく、 私たちを取り巻く方々へ、さらにはその先へ、しあわせの輪を広げていきたい。
そう思っています。