ストリートプリント施工見学!ストリートボンドの塗装(前編)
2019年06月24日
丸浜舗道 広報です!
先日山梨県南部町で、歩道にストリートプリントを施工する工事があったので取材に行ってきました。
ストリートプリントとは
ストリートプリントとは既存のアスファルト舗装を、石畳やレンガ敷きのように美しく仕上げるものです。既に用意されている多数のテンプレートパターンや色を自由に選んでいただけるほか、テンプレートパターンに縛られない絵を描くこともでき、黒いだけのアスファルト舗装に美しいアートを作り出す工法です!
到着時点の現場の様子
現場付近に到着すると気温が25度くらいで、太陽も雲の中に隠れている暑すぎず涼しすぎない最高の天気でした。
ストリートプリントの塗装は、暑すぎると乾きが早くてムラが出やすく、寒すぎると今度は乾かないためになかなか規制エリアを開放できないということがあるんですが、この日は最高のコンディションでした。
施工現場に到着すると、そこはもうすでにストリートプリントの型押しが終了して歩道に綺麗な模様がついていて、大型のスプレーガンでストリートボンド(塗料)を吹いているところに到着しました。
塗装の様子
大型のガンスプレーを使用して塗料を吹き付けていきます。この塗料は非常に重く、塗料をガンスプレーに入れると十数kgにも及び、ちょうど担当していた五味さんも汗を拭いながら作業していました。
アスファルトを欠けにくくするなど保護の役割を持つストリートボンド塗料は、結構ドロドロでとても重いんです。でもそれだけに保護効果は期待できます!
ストリートボンドを吹き付けたあとは、ムラにならないようローラーで塗料をならしていきます。暑すぎるとこの作業をとても急がなければいけないので大変だそうです。
ローラーでならすと同時にデッキブラシを使用して、ストリートプリントのパターンの隙間にも塗料をしっかり塗りつけていきます。
右側がローラーをかけた部分、左側がローラーが掛かってない部分です。わかりにくいかもしれませんが、左側には若干ムラがあります。これをローラーを使用して均一に塗料をなじませます。
こうして一層目の塗装が完了しました!
二層目の塗装を素早く行えるようにするため、このようにサーキュレーターをまわして素早く乾燥ができるようにします。
1つめの区間の乾燥する間に休憩をするわけではありません。すぐに少し離れた別の区間の塗装に入ります。
2つめの区間の1層目の塗装中、工事記録写真の撮影をします。この記録写真は発注者様へ報告する工事記録に使われる大事な写真なため、忘れず黒板を含めてしっかり撮影しておきます。
ちなみにこの区間。このように半分ぐらいの場所から塗装を開始しています。というのもこちらの右側の施設様は稼働中なため、出入り口を塞いでしまうと困ってしまいます。
ご迷惑を極力おかけしないよう半分を塗装し、半分の塗装が完了したら完了した部分の規制解除を行い、もう半分の塗装を行います。
みてください。一層目の塗装でもこんなに綺麗です。
普通なら真っ黒なだけのアスファルトをこんなにおしゃれにしてくれるストリートプリントの取材、長くなってきたので続きは追って公開します。
続編の公開を楽しみにお待ちください!