ATTAC工法

ATTAC工法(トース土工法)とは近年気温が上昇していく中、ヒートアイランド現象や屋外の歩行性を緩和するために開発された新しい工法です。 NETIS(新技術情報提供システム)にも掲載されており、今注目されている工法の一つです。

NETIS番号
ATTAC工法:QS-060005-V
ATTAC路盤材:QS-200039-A

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ATTAC工法(トース土工法)のメカニズム

ATTAC工法のメカニズム図
ATTAC工法のメカニズム図

土を立体網目状の団粒構造に改良する事により雨水の透水性と保水性を高めます。団粒構造に改良した土は微粒子が結合し塊を作るため、水の通りがよくなります。

施工例

園路

園路にATTAC工法を使用することで以下のようなメリットがあります。

  • 自然の舗装材のため、色など周囲の景観と調和します。
  • 降雨後も舗装材の硬度の変化が少なく、ひび割れの発生を軽減します。
  • 透水機能が向上することで、降雨後の水たまりの発生を抑えます。
  • 表層に保水した水の蒸発時に、気化熱の冷却効果により地表面の温度上昇を抑えるため、歩行者に快適な歩行空間となります。
  • 現地発生土(砂質土系の土)を利用したリサイクルが可能で、環境に対する負荷を軽減します。 (※土質により再利用できない場合があります。)

グラウンド

グラウンドにATTAC工法を使用することで以下のようなメリットがあります。

  • 透水性が改良され、透水機能が向上することで降雨後の水溜りの発生を抑えます。
  • 保水性があるため、通常のクレイ舗装と比べ、砂埃が立ちにくいため快適です。
  • 表層に保水した水の蒸発時に、気化熱の冷却効果により地表面の温度上昇を抑える効果が期待できます。
  • 団粒構造を長期間保持することができ、降雨後も舗装材の硬度変化が少なく、泥濘化を低減します。
  • 現地発生土(砂質土系の土)を利用したリサイクルが可能で、環境に対する負荷を軽減します。(※土質により再利用できない場合があります。)

人工芝

人工芝の下地にATTAC工法を使用することで以下のようなメリットがあります。

  • 既存グラウンドの土を人工芝下地として再利用することができます。(※土質により再利用できない場合があります。)
  • 保水した水の蒸発時に、気化熱の冷却効果により、地表面の温度上昇を抑え快適な空間となります。
  • 開粒アスファルト合材の下地に比べ衝撃が少なく足腰への負担が軽減できます。

サッカーグランドの人工芝の下地としての効果

断面構造

サッカーグラウンドの人工芝の下地には、ATTAC工法で改良した土が使用されています。この技術は透水性・保水性に優れているため、雨水が路面から溢れ出るのを抑えることができ、さらに土中の水が蒸発する際の気化熱で地表の体感温度を約20%下げることも可能です。

都市型水害とヒートアイランド抑止

特殊工法で整備された福岡大学のサッカーグラウンドにおいて、近年問題となっている、ゲリラ豪雨等による都市型水害と、ヒートアイランド抑止効果の実証実験を行なわています。


防草

庭や広場、堤防の斜面など、ありとあらゆる場所に雑草が生え、メンテナンスに多大な労力と費用がかかるわけですが、ATTAC工法には、雑草を生えにくくする防草効果があります。
雑草を生えにくくする為に、アスファルトなどで地表面を覆う方法もありますが、夏場は蓄熱して非常に暑いというデメリットがあります。
ATTAC工法では、農薬などの有害物質は一切使用しませんので、自然環境や生態系に影響がないばかりでなく、保水力があるので地表面の温度上昇を抑制します。

使用例

太陽光発電の下地にも効果的

また太陽光発電設備の下地などにも使用することで、防草効果が期待でき、地表の温度上昇を抑制し、除草などの手間を減らすことができます。